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空気清浄機|「フィルター」が高級すぎる扇風機

Tue Dec 23 2025 00:00:00 GMT+0000 (Coordinated Universal Time)

空気清浄機は「置けば空気が綺麗になる」魔法の箱ではない。

「なんとなく空気が綺麗になりそう」。そんな雰囲気で買われますが、その実態は「高性能フィルターを通した空気を出す扇風機」です。ウイルス除去や脱臭効果を謳う製品もありますが、部屋全体の空気を浄化するには、サーキュレーターで空気を撹拌し、大風量で吸い込む必要があります。

結論:24時間換気システム(ロスナイなど)が動いている現代の家では、空気清浄機の効果は限定的。「花粉症」や「ペットの毛」には有効だが、フィルター掃除をサボると逆に汚染物質を撒き散らす装置になる。冬は冷たい風が出て寒い。

判断基準:その「音」と「風」に耐えられるか?

1. 寒さと音

  • コールドドラフト :空気清浄機は風を出します。冬場、その風が体に当たると寒いです。
  • 騒音 :効果を出そうと「強」運転にすると、テレビの音が聞こえないほどうるさいです。「静音」モードでは、ほとんど吸っていません。

2. ランニングコスト

  • フィルター交換 :「10年交換不要」と書かれていても、実際は数年で目詰まりして性能が落ち、臭い始めます。純正フィルターは高価(5000円〜1万円)です。
  • 加湿フィルター :加湿機能付きの場合、ここの手入れを怠るとカビだらけになり、カビ菌を部屋中に放出することになります。

3. 設置場所

  • 壁際NG :効率よく吸うには、部屋の真ん中や、エアコンの対角線上に置く必要がありますが、邪魔です。

典型的な失敗:初心者がハマる落とし穴

  • 「加湿空気清浄機のカビ」
加湿機能を使うと手入れが倍増する。空気清浄機と加湿器は分けた方が衛生的で管理が楽。
  • 「プレフィルター掃除忘れ」
裏側のパネルにホコリがびっしり張り付いていて、全く空気を吸っていない。

最短の手順:後悔しないためのロードマップ

  1. 単機能を選ぶ 加湿機能なしの、シンプルな空気清浄機(Blueairなど)を選びます。構造が単純で掃除が楽です。
  2. 玄関に置く 花粉を部屋に入れないために、リビングではなく玄関に置くのが最も効果的です。

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