カウチソファの「足の伸ばせる部分」は、誰も座らないデッドスペースになる。

「家族みんなでくつろぎたい」。ショールームの広い空間で見ると素敵に見えるL字型のカウチソファですが、日本の一般的なリビングには巨大すぎます。一度設置すると動かせず、部屋の模様替えも不可能になります。そして意外と、L字のコーナー部分は座り心地が悪く、誰も座りません。

結論：18畳以下のLDKにカウチソファを置くと、通路が塞がれてカニ歩きすることになる。足を伸ばしたいなら「オットマン（足置き）」を別で買う方が、レイアウトの自由度が高く、掃除もしやすい。

判断基準：そのソファは「部屋の主役」か「邪魔者」か？

1. サイズと動線

• 通路幅 ：ソファの周りに60cm以上の通路を確保できますか？カウチ部分がバルコニーへの出入り口を塞いでいませんか？
• 圧迫感 ：背もたれが高いカウチソファは、壁のような圧迫感を与え、部屋を狭く見せます。

2. 可変性

• オットマン最強説 ：3人掛けソファ（I字）＋オットマンなら、足を伸ばしたい時だけくっつけ、来客時は離してスツールとして使えます。絶対にこちらの方が便利です。
• 左右変更 ：カウチの左右を入れ替えられるタイプもありますが、面倒で一度決めたら変えません。

3. 搬入経路

• 入らない ：カウチソファは分解できないパーツが大きく、玄関や廊下を通らないトラブルが多発します。クレーン搬入になると数万円かかります。

典型的な失敗：初心者がハマる落とし穴

• 「コタツと併用できない」

冬にコタツを出したくなっても、カウチソファが場所を取りすぎて置けない。

• 「掃除機が入らない」

ソファの下の隙間（ルンバが通れるか）を確認せずに買い、ホコリの温床になる。

最短の手順：後悔しないためのロードマップ

1. 新聞紙シミュレーション 床に新聞紙をソファの大きさに並べ、実際に歩いてみて邪魔にならないか確認します。
2. オットマン式を選ぶ 最初からカウチ一体型を買わず、3人掛け＋オットマンのセットを買います。
3. ローソファの検討 部屋を広く見せたいなら、座面が低いローソファを選びます。

末尾：リンク集

• NOYES：ソファの選び方