加湿器|「超音波式」は雑菌散布機。「スチーム式」は電気代爆食い機
2025-12-25 14:43
加湿器は「カビ」との戦いである。
冬の乾燥対策に必須の加湿器。雑貨屋で売っている安くて可愛い超音波式は、水を振動でミストにするだけなので、タンクの水が腐っていると、その菌も一緒に空気中に放出します。これを吸い込んで肺炎になるケースもあります。「加湿器病」という言葉があるくらいです。
結論:デザインがおしゃれな「超音波式」は、手入れを完璧にしないとレジオネラ菌などを撒き散らす危険がある。安全なのは煮沸する「スチーム式(象印など)」だが、電気代が高く、沸騰音がうるさい。加湿方式のメリット・デメリットを理解せずに買うな。
判断基準:あなたは「衛生」と「電気代」どちらを取るか?
1. 加湿方式の違い
- 超音波式 :安い、静か、熱くない。しかし、雑菌を放出しやすく、水道水のミネラル分が「白い粉」として家具に付着する。こまめな掃除が絶対条件。
- スチーム式(加熱式) :水を沸騰させるので衛生的で、加湿力が高い。しかし、電気代が高い(月数千円UP)、熱い蒸気が出る、ボコボコ音がする。
- 気化式 :水を含んだフィルターに風を当てる。電気代は安いが、フィルターがカビやすく、冷たい風が出る。
- ハイブリッド式 :気化式+温風。バランスは良いが本体が高価で、フィルター掃除は必要。
2. 給水の手間
- タンク容量 :小さいと1日に何度も給水が必要で面倒になり、使わなくなります。上から給水できるタイプが楽です。
典型的な失敗:初心者がハマる落とし穴
- 「結露でカビる」
加湿しすぎて窓が結露し、カーテンがカビる。湿度計を見て50〜60%にコントロールする必要がある。
- 「白い粉問題」
超音波式を使っていたら、テレビやパソコンが白っぽく汚れてきた。これは水道水のカルキ成分です。
最短の手順:後悔しないためのロードマップ
- スチーム式(象印)の購入 見た目はポットですが、手入れの楽さ(クエン酸洗浄だけ)と衛生面で最強です。子供の火傷にだけ注意。
- 湿度計の設置 加湿器のセンサーは不正確なことが多いので、別の温湿度計を部屋に置きます。