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ルンバ基地|「階段下」のデッドスペースが「ホコリの溜まり場」になる

Tue Dec 23 2025 00:00:00 GMT+0000 (Coordinated Universal Time)

ルンバ基地は「ミリ単位」の設計ミスでゴミになる。

「ロボット掃除機(ルンバなど)を隠して収納したい」。 その要望に応えて、階段下のデッドスペースや、収納の最下段をくり抜いて作る「ルンバ基地」。見栄えは最高ですが、ロボット掃除機の進化スピードを無視して設計すると、数年後に「新しいルンバが入らない」という悲劇が起きます。

結論:最新のロボット掃除機(ゴミ収集タワー付き)は意外と背が高い。高さ15cm程度の基地ではタワーが入らず、買い替えの選択肢を狭めることになる。上部に30cm〜50cmの余裕を持たせろ。

初期のルンバは平べったい円盤だけでしたが、今は「クリーンベース(自動ゴミ収集機)」というタワーが付属するのが主流です。このタワーの高さを計算に入れていない基地が多すぎます。

判断基準:その基地は「5年後のハイスペック機」が入るか?

1. 高さと奥行き:タワーを想定せよ

  • 高さ :本体だけなら10〜15cmで足りますが、クリーンベース付きモデルは高さ35cm〜45cmあります。さらに、ゴミパックを交換するためにフタを開けるスペース(プラス10cm〜)も必要です。
  • 奥行き :本体がはみ出さないように、奥行き40cm〜50cmは必要です。

2. 左右の余白:迷子防止

  • センサー :ロボット掃除機は赤外線で基地を探して戻ります。メーカー推奨は「左右に50cmのスペース」です。狭い箱の中に押し込むと、反射した信号をうまく受信できず、基地の前で迷子になったり、ドッキングに失敗したりします。

3. コンセント位置

  • 奥はNG :基地の奥の壁にコンセントをつけると、ACアダプターやプラグが出っ張って、本体が奥まで入りきらなくなります。コンセントは基地の「内部の側面」か、基地の外につけるのが正解です。

典型的な失敗:初心者がハマる落とし穴

  • 「Wi-Fiが届かない」
階段下や収納の奥深くは、Wi-Fiの電波が届きにくい場所です。スマホアプリで操作できなかったり、マッピングデータが送信できなかったりします。
  • 「人間が掃除できない」
基地の中には、ルンバ自身のブラシから落ちたゴミやホコリが溜まります。ルンバは自分の基地の中を掃除できません。人間がクイックルワイパーなどを突っ込んで掃除できる隙間が必要です。

最短の手順:後悔しないためのロードマップ

  1. 最大サイズ想定 現在販売されている最大級のモデル(ルンバコンボやRoborockの上位機種)の寸法を調べ、それが余裕で入るサイズ(高さ50cm以上推奨)を確保します。
  2. オープン化(隠さない) 壁で囲う専用基地を作るのではなく、脚のある家具(ソファやテレビボード)の下や、ロールスクリーンで隠せるオープンな場所に設置する方が、将来の買い替えリスクが少なく、Wi-Fiも届きやすいです。
  3. コンセントの増設 水拭き機能付きロボットなど、将来的に2台持ちになる可能性も考え、コンセントは2口用意しておきます。

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