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ゴミ箱スペース|「分別」を舐めるな。45Lゴミ箱が3つ並ぶ場所はあるか

2025-12-25 14:43

ゴミ箱は「キッチンの主役」並みに場所を取る。

システムキッチンのカタログを見ると、美しい扉や機能的な食洗機ばかりに目が行きます。しかし、実際に生活を始めると、キッチンの床を占領するのは「ゴミ箱」です。

おしゃれなキッチンを選んでも、ゴミ箱の置き場を設計段階で決めていないと、通路に溢れかえったゴミ袋を跨いで料理することになります。

結論:シンクの下やカップボードの下に「ゴミ箱スペース」を空けておかないと詰む。燃えるゴミだけでなく、プラ、缶・ビン、ペットボトルの分別スペースを確保せよ。

「ゴミ箱なんて後で買えばいい」は間違いです。地域の分別ルールによっては、5種類以上のゴミ箱が必要になります。特にプラスチックゴミ(包装容器)は嵩張るため、小さなゴミ箱ではすぐに溢れます。

判断基準:あなたの地域は「何分別」か?

1. 必要な数とサイズ

引っ越し先の自治体のゴミ分別表を必ず確認してください。

  • メイン(大容量) :燃えるゴミ、プラスチックゴミ。これらは量が多いため、45L(リットル)サイズのゴミ箱が必須です。
  • サブ(中容量) :缶、ビン、ペットボトル。これらは週1回や隔週回収の場合が多く、意外と場所を取ります。

2. 設置場所:隠すか、出しやすさか

  • カップボード下(推奨) :背面の収納棚(カップボード)の下部をオープンスペースにし、そこにゴミ箱を3つ〜4つ並べるのが最も使いやすく、見た目もスッキリします。幅60cm〜90cmの空間が必要です。
  • シンク下 :生ゴミを捨てる動線は最短ですが、湿気が多く、開けるたびに臭いが気になる可能性があります。また、貴重な収納スペースが減ります。

3. 臭いとフタの干渉

  • フタの高さ :カウンターの下に置く場合、フタを開けた時に上の板にぶつからないか確認が必要です。観音開き(両開き)タイプ(SOLOWやKEYUCAなど)なら、高さが抑えられます。

典型的な失敗:初心者がハマる落とし穴

  • 「専用ワゴンを買って失敗」
キッチンメーカー純正の「ゴミ箱ワゴン」は、ゴミ箱ひとつひとつの容量が小さく(20Lなど)、すぐに溢れて使い物にならないことが多いです。高価な純正ワゴンを買うより、スペースだけ空けてもらい、市販の45Lゴミ箱を置くほうが安くて実用的です。
  • 「勝手口の外に置く」
「臭いゴミは外へ」と勝手口の外に置く計画を立てますが、冬の寒さ、夏の虫、雨の日に濡れるストレスで、結局外に出るのが億劫になり、室内にゴミ袋が溜まっていきます。

最短の手順:後悔しないためのロードマップ

  1. ゴミ箱を決める キッチンを決める前に、ゴミ箱を決めます。KEYUCA、SOLOW、ZitAなど、使いたいゴミ箱のサイズ(幅・高さ・奥行き)を調べます。
  2. スペース確保 そのゴミ箱が並ぶだけの幅(例:ゴミ箱3個なら幅80cm以上)を確保できるカップボードを選びます。
  3. 分別シミュレーション 「燃えるゴミ」「プラ」「缶ビンペット」など、どのゴミ箱に何を割り当てるかシミュレーションし、入り切らない資源ごみ(ダンボールや新聞紙)の置き場もパントリーやシューズクロークに確保します。

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